神戸刑務所は2000人を収容することができる大きな刑務所だ。
執行刑期が10年未満および無期刑・執行刑期10年以上で犯罪傾向が
進んだ者(B,LB指標受刑者)、日本語をある程度理解し、風俗習慣が著しく
相違しない外国人(F指標受刑者)を収容している。2000名まで収容可能だ。

今回は神戸刑務所でのお務めだ
罪名は覚せい剤取締法違反だ
ある日、友人がカバンを預かってくれと言ってきた。
カバンの中には覚せい剤が入っていることを知らされていた
何故、みんな薬物にハマるのか不思議だった
一度だけならいいかと思って試してみた
堅気だしヤクザの矜持も無くなった。
ヤクザだったら処分されるが、そのような縛りも何もない
結果は気分が悪くなり頭がおかしくなった
カバンを返そうとして外出した時に職務質問に遇った
そして逮捕されてしまった。
運が悪いというのはこの事だと思った
取り調べですべて言えない、
検事調べでも言えないで通した結果、
懲役3年と判決で言われた。
そして神戸刑務所に送られた
2週間に及ぶ厳しい考査訓練を経て工場に配役された。
私が配役されたのは第41工場という木材工場だった。

神戸刑務所で木材を扱う工場はここだけだ。
主に家具を生産している。
工場の人員は60名ほどだが、木材を加工する
機械が設置されているので他工場の2倍の面積がある。
工場の作業着は円管服という服で
上から下までが繋がっている。
大便に行く際には一旦、服を脱がなくてはならない。
夏場も同じ服なので非常に暑い。
木材の加工も行っているので工場内は細かい木の粉が多い。
この関係上、夏場でも工場内に扇風機がない。
その代わりに冷水が置いてあり何時でも冷たいお茶が飲めるようになっている。
夏場は汗で円管服がボトボトになる。
工場は正担当1名に助務が1名この2名を中心に
交代担当数名と技官2名で工場の管理をしている。

どこの刑務所でもそうだが受刑生活で
工場担当との関係は重要だ。
余りうるさいオヤジではなかったので、
それなりに適当に務めさせてもらった。
工場のオヤジ(正担当)は非常にユニークな工場長だった
トイレに行くときに交談は禁止されている
目が合うと少しニヤリと笑う程度だ
私がトイレに行く際は何人かの受刑者と顔で挨拶する
その様子を見ていた工場長(オヤジ)が私に
「お前は、天皇陛下か」
と揶揄する。ユニークなオヤジだ
N本のようなやらしさはなく、よく面倒を見てもらった
舎房に帰ってからも受刑者に寄り添い
「何か心配事はないか?」
などと気さくに声をかけてくれた。
刑務官でもやはり人間性によるものだと心から思う
神戸刑務所には自動車車検を受けれるような工場もある


神戸刑務所は靴が有名で靴を製造している工場が3つもある
紳士靴から運動靴まで色々、製造している


神戸刑務所で有名なのは筑前煮だ、これが本当にうまい

大阪刑務所はぜんざいが有名だ
各、刑務所によって名物がある
受刑者にとってメシは一番の楽しみと言って過言ではない
移送1日目が筑前煮だった、感動した記憶がある
