どのような事件を起こして刑務所に来たのかと聞くと
耳を疑うような話がわんさと出てくる。
嘘だろうと思うような話ばかりだ。
しかしそれが事実なのだから驚くばかりだ。
朴 (56) 強姦殺人 懲役11年
本当ならば無期懲役なのに精神障害があるという理由で
量刑が軽くなっている。
朴は一番前の役席に座って作業をしている。
作業中、朴は誰もいない所に向かって話をする、
精神異常者なのだ。
朴に誰と話しをしているのかと尋ねると
女の人だと言う。朴には見えるようだ。
「何故、私を〇したの」
と問いかけてくるそうだ。
朴が強姦して殺した、当時14才だった女の子が
成長して20才になっているという、
その女性が朴に会いに来るそうだ。
事件のことを朴に尋ねてみると、
気がついた時には血まみれで何も覚えてないという。
こんな男があと何年かすると娑婆に出るのだから、
同じような事件がまた起きる可能性がある。
こんな男を野放しにしてはいけない。
飯田 (47) 窃盗 懲役2年6月
飯田は最初、炊場にいた。前刑も炊場だった。
一度懲役で炊場に配役されると、
次の刑もまた炊場に配役される可能性が高い。
炊場は食べ物を扱う分、余禄も多い、憧れの職場だ。

飯田は看守の目を盗みもう一人の受刑者と
ぜんざいに使うあんこを食べていた。
看守が近付いてきたので、何もなかったように作業をした。
あんこを食べている所は看守に見られていない。
看守がもう一人の受刑者に、
「お前鏡見てみぃ マスクのまわりあんこだらけやないか」
と言った。実際マスクには何も付いていなかった。
看守がカマをかけたのだ。
看守に言われたものだから素直に
「すいませんでした」
ともう一人の受刑者は謝ってしまった。
「お前ら、ホンマに食べてたんか」
と言われた
この事に腹を立てた飯田は看守に掴みかかった。
職員に対する暴行で炊場から落ちた。
次に飯田が配役された場所は官炊だった。
官炊は刑務所に勤める職員の食事を作る調理人だ。
3000人の受刑者の中からたった2人しか官炊に行けない。
普通は落ちると待遇が悪くなって
一般工場に落ちるのだが飯田の場合は反対だった。
看守の中には味にうるさい看守もいて、
そのような看守の飯にはフケを入れて出したり、
おかずにツバをかけて出したりしていた。
どちらも見た目には分からない。
ある日、味に一番うるさい看守がカレーを頼んだ。
飯田はチャンスが来たと考えた。
日ごろの恨みからカレーに「う〇こ」を混ぜて
出してやろうと考えた。
バレないだろうと思っていたが看守は一口食べた
瞬間にカレーを吐き出した。
飯田は、またしても職員暴行になり出所が6ヶ月も延びた。
食べ物を作る人には文句を言わない方がいい。
山本 (57) 強姦致傷 懲役4年6月
山本はトビ職人だ。妻子はいない、一人暮らしだ。
その日は工事現場の都合で作業は昼までで終わった。
仕方なく帰宅するとアパートの入口付近で
女の人がしゃがんで何かをしていた。
よく見ると60才ぐらいのおばちゃんが
水道メーターを見ていた。
水道局の職員さんだ。
山本はその姿に欲情してしまった。
玄関の扉を開け、おばちゃんを後ろから
抱え上げ部屋の中に連れ込み、行為に及んだ。
おばちゃんは、それほど嫌がるそぶりも見せなかったという。
おばちゃんは昇天するたびに訳の分からない
言葉を連呼した。最初は、
「イクイク 電車もバスもみな止めてー」
と言ったが。次に昇天した時には、
「イクイク マグロもカツオもみな釣ってぇ」
と言った。
山本は自分が果てた後もおばちゃんの
昇天が見事なので、おばちゃんが持っていた
マイナスドライバーの柄を入れてみた。
おばちゃんは尚も、よがり続けて今度は、
「イクイク 電気もガスもみな止めてぇー」
と言って昇天した。
そして、ガバッと起き上がりドライバーを引き抜き
「アホか」
と言い山本にビンタをくらわし立ち去った。
30分程しておばちゃんと警察が来て山本は御用となった。
山本さんドライバーは柄を使う工具ではないだろう、
また使う場所が違うだろ。

刑務所には信じられないような話が山ほどある。
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